音楽
ビオダンサのセッションで、ダンスを湧き立たせる要素の一つとして用いられるのが音楽です。音楽の響きは、言語、文化、その他の環境の違いを超えて、直接に心身に届き、私たちの可能性をより豊かに花開かせてくれます。
リズミカルで楽しげな音楽を聴くと、明るく楽しい気分になり、ゆったりとした音楽は気分を落ち着かせ、穏やかにしてくれます。
そして音楽は私たちの心だけではなく、身体にも影響を及ぼしていきます。
呼吸や体温、心拍数、筋肉の緊張をも変化させる力を持っています。
ビオダンサでは、心身に統合的に働きかける「有機的な音楽」が用いられ、その刺激によって、心と身体から健やかな動きが引き出されていくのです。
音楽は、わたしたちが様々な情感を共有していること、またそれを表現する方法が多様であることを、生き生きと感じさせてくれる水先案内人なのです。
「音楽は普遍的な言語であり、この世界のバベルの塔の中で、互いに分かり合うことができる唯一の言語なのだ」
ロランド・トーロ・アラネーダ